日本語・日本文化学類とは?
What is "Nichi-Nichi"?

第3回シンポジウム(2021年)
2月6日(土)「地域社会と多文化共生」シンポジウム/2 월 6 일 (토)「지역 사회와 다문화 공생」심포지엄

アジアの各地で急速な多国籍化が進んでいますが、地域社会が抱える課題の解決には、分野を越えて知見を共有し議論を重ねる必要があります。そこで昨年に引き続き、学内外の活動交流の場として、下記のシンポジウムを企画しました。学群生、大学院生、教職員はもちろん、学外・一般の方、どなたでも自由にご参加ください。

아시아 각 지역에서 다국적화가 급속도로 진행되고 있습니다. 지역사회가 안고 있는 과제들을 해결하기 위하여 분야를 넘어 다양한 견해를 공유하고 논의를 거듭할 필요가 있습니다. 대학과 지역사회의 교류를 위해 작년에 이어 다음과 같이 심포지엄을 기획하였습니다. 학부생, 대학원생, 교직원은 물론 모든 분들이 자유롭게 참가할 수 있습니다.
日時
일시
2021年2月6日(土)
2021 년 2 월 6 일 (토)
場所
위치
オンライン開催(zoomを使用)zoomの字幕機能を使って日本語と韓国語のバイリンガルで開催
온라인 개최 (zoom을 사용) zoom 자막 기능을 사용하여 일본어와 한국어 이중 언어로 개최
主催
주최
筑波大学 人文・文化学群日本語・日本文化学類、人文社会科学研究群国際日本研究学位プログラム
쓰쿠바 대학 인문 · 문화 학군 일본어 · 일본문화 학류, 인문사회과학연구군 국제일본연구학위프로그램
後援
후원
筑波大学 人文社会系
쓰쿠바 대학 인문 사회계
ポスター/포스터 ポスター/포스터
  • 300人の参加人数制限がありますので、下記のフォームを使って先着順の事前登録をお願いいたします。(受付は終了しました。)
    참가인원을 300명으로 제한합니다(선착순). 아래의 양식을 사용하여 사전등록을 해주시기를 바랍니다.
  • お問い合わせ:筑波大学人文社会系・准教授 澤田浩子 /助教 渡部宏樹(日本語か英語でお願いします。Contact us in either Japanese or English.)

プログラム/프로그램

9:30 開会のあいさつ/개회사 青木三郎(人文社会系長)

パート1 「マイノリティーの表象と多文化共生時代の教育」
1 부 「마이너리티의 표상과 다문화 공생 시대의 교육」

9:40-10:10

教員講演1「文化は魅せなければいけないのか?:ウポポイ(民族共生象徴空間)におけるアイヌの表象をめぐって」

교원 강연 1 「문화는 매력적이어야만 하는가 : 우포포이 (민족공생 상징공간)에서의 아이누의 표상을 둘러싸고」

2019年に「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」が成立し、2020年にはアイヌ文化の保存、復興、発展のための国立施設として「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が北海道白老町で開業した。漫画『ゴールデン・カムイ』の人気も相まって、近年アイヌ文化がメディアで頻繁に取り上げられるようになった。このようにマイノリティー文化が表象され消費文化として流通することの功罪について、諸外国におけるマイノリティーを扱ったミュージアムと比較しつつ議論する。
渡部宏樹(わたべ・こうき/筑波大学人文社会系・助教/쓰쿠바대학 인문사회계・조교)
10:10-10:40

教員講演2「アメリカ・歴史的黒人大学における多文化共生の取り組み:アーカンソー大学パインブラフ校での日本語教育を通して」

교원 강연 2 「미국・흑인대학에 있어서의 다문화 공생 대처 : 아칸소대학 파인 블러프교에서의 일본어 교육을 통해」

2020年、Black Lives Matterと呼ばれる人種差別抗議活動が、アメリカだけではなく世界各国に広がっている。アメリカにおける人種差別の歴史と教育について考えるうえで、現在100校程度ある歴史的黒人大学(Historically Black Colleges and Universities、HBCU)の存在を見逃すことはできない。本発表では、発表者のHBCUでの日本語教育の経験をもとに、HBCUが設立された経緯やアメリカの地域社会で果たす役割、多文化共生に向けてどのような活動が行なわれているのかを紹介する。また、2019年に開催された秋田県及び東京での黒人歴史月間での取り組みの例を通じて、アメリカの人種問題を日本で教え学ぶことの意義を考えていきたい。
江口真規(えぐち・まき/筑波大学人文社会系・助教/쓰쿠바대학 인문사회계・조교)
10:40-11:30

招待講演 「帝国の言語と抵抗の言語の狭間で「ナ(私)」を叫ぶ:朝鮮学校における多言語実践の事例から」

초청 강연 「제국의 언어와 저항의 언어사이에 끼어「나」를 외치다: 조선학교의 다중언어 실천 사례에서」

日本最大の外国人学校組織である朝鮮学校は、その起源を日本による朝鮮半島への植民地支配においている。直接的支配は終わったものの、高校無償化や幼児教育・保育無償化政策から朝鮮学校を排除している理不尽な状況は、朝鮮学校をめぐる「帝国の暴力」が依然として作動していることを物語っている。このような状況の中で、朝鮮学校の中では、「帝国の言語」であり、母語である日本語と、学校で習った民族語であり、「抵抗の言語」である朝鮮語による二重言語実践が観察される。朝鮮学校における特殊な言語実践の事例からエスニックマイノリティのアイデンティティと個人の問題に対する理解を試み、さらに日本における多文化共生の現状と意味を吟味したい。
宋基燦氏(そん・ぎちゃん/立命館大学映像学部映像研究科・准教授/리츠메이칸대학 영상학부 영상연구과・준교수)
11:30-12:00

ディスカッション(フロアからの質問・パネリスト間での質問)

토론 (플로어에서 질문 · 토론자간에 질문)
司会/사회:澤田浩子(さわだ・ひろこ/筑波大学人文社会系・准教授/쓰쿠바대학 인문사회계・준교수)

パート2 学生発表
2 부 학생 발표

学生発表要旨PDF/학생 발표 요지PDF

12:15 挨拶/인사 司会/사회:金京姫/김경희 (きむ・きょんひ/韓国外国語大学校・准教授/한국외국어대학교・준교수)
12:15-12:45

学生発表1「ボリビア・オキナワ移住地における継承語の現在」

학생 발표1「볼리비아의 오키나와 거주지에 있어서의 계승어의 현재」
綛井清香(かせい・さやか/筑波大学日本語・日本文化学類・3年/쓰쿠바대학 일본어 · 일본문화학류・3학년)
12:45-13:15

学生発表2「韓国マスメディアが異文化理解に及ぼす影響」

학생 발표2「한국 대중미디어가 다문화 인식에 미치는 영향」
禹熙彬/우희빈(う・ひびん/韓国外国語大学経営大学経営学専攻・2年/한국외국어대학교 경영대학 경영학 전공・2학년)
13:15-13:45

学生発表3「日韓のヴィーガンに対する態度の差異」

학생 발표 3 「한일의 완전채식주의자에 대한 태도 차이」
大城ひろ乃(おおしろ・ひろの/筑波大学 日本語・日本文化学類・3年/쓰쿠바대학 일본어 · 일본문화학류・3학년)
13:45-14:15

学生発表4「「共生」はいかに可能か?-他者論の観点から-」

학생 발표 4 「공생은 어떻게 가능한가 ―타자론의 관점에서—」
中井澤卓哉(なかいざわ・たくや/筑波大学教育学類・4年/쓰쿠바대학 교육학류・4학년)
14:15-14:45

学生発表5「在韓ムスリム二世の生活と文化的葛藤」

학생 발표5「한국 이주 무슬림 2세의 생활과 문화적 갈등」
安惠媛/안혜원(あん・へうぉん/韓国外国語大学アジア言語文化大学トルコ・アゼルバイジャン語科・2年/한국외국어대학교 아시아언어문화대학 터키•아제르바이잔어과・2학년)
14:45-15:15

学生発表6「オンライン上の多国籍子育て支援」

학생 발표 6 「온라인상의 다문화가정 육아지원」
椎葉奈子(しいば・なみ/筑波大学人間総合科学研究科看護科学専攻・博士前期課程2年/쓰쿠바대학 인간종합과학연구과 간호과학전공・박사전기과정 2학년)
15:15 閉会のあいさつ/폐회 인사 海後宗男(人文社会科学研究群・国際日本研究学位プログラム長)

パート3 日韓学生セッション
3부 일한 학생 세션

15:30-17:00

『82 年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ著、斉藤真理子訳)を事前に読み、韓日の学生中心にディスカッションを行う。学内のみ。

『82년생 김지영』 (조남주 저, 사이토우 마리꼬 역)을 사전에 읽고, 한일 학생을 중심으로 토론한다. 학내만 공개.

金京姫/김경희 (きむ・きょんひ/韓国外国語大学校・准教授/한국외국어대학교・준교수)

朴宣美(ぱく・そんみ/筑波大学人文社会系・准教授/쓰쿠바대학 인문사회계・준교수)

江口真規(えぐち・まき/筑波大学人文社会系・助教/쓰쿠바대학 인문사회계・조교)
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