入学試験案内Admission
日本語・日本文化学類 入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
求める人材
旺盛な知的好奇心を持ち、日本語や日本文化、さらに多文化共生社会のあり方に対する明確な問題意識とそれに対応した能力を有する者。
入学までに学んでおいてほしいこと
日本語および外国語に関して、十分な読解力と自分の考えを明確に伝える表現力を高めておくことが望ましい。
入学者選抜方法と選抜方針
- 入試の種類
- 選抜方針
- 推薦入試
- 高等学校における平素の学習や活動の成果などを基に、志願者の能力・適性を総合的に評価します。 明確な問題意識と勉学への意欲とを持ち、日本語や日本文化、さらに多文化共生社会のあり方に関する専門領域に対する適応性を示す人材を選抜します。
- アドミッションセンター入試(AC入試)
- 日本語や日本文化、多文化共生社会のあり方について独自の視点を持ち、自ら問題を見出し、解決する能力を重視して選抜します。
- 国際バカロレア特別入試
- 国際バカロレア資格を取得した者を対象として、 日本語や日本文化、多文化共生社会のあり方に対する旺盛な知的好奇心と明確な問題意識を持ち、 国際的な視野に立って自ら問題を見出し、解決する能力を有する人材を選抜します。語学力を含めたコミュニケーション能力を重視し評価します。
- 私費外国人留学生
Japan-Expert(学士)
プログラム特別入試*
(10月入学) - 日本語、日本文化に幅広い興味を有し、将来、国内外において日本での就学・就労や日系企業での就労を希望する者に日本語を教える日本語教師への適応性を有する人材を求めています。
入試の時期・教科等・募集人員
2021年度入学者の選抜(2020年度実施)から筑波大学は入試方式に大幅な変更があります。前期日程の総合選抜では、「文系」「理系Ⅰ」「理系Ⅱ」「理系Ⅲ」といった大きな区分で受験し、1年次にさまざまな科目を受講した後、2年次に本人の希望と入学後の成績に応じて学類に所属します。前期日程で独自の試験による選抜を行う学類・学群もありますが、日本語・日本文化学類はそのような学類・専門学群選抜を行いません。一方、推薦入試やアドミッションセンター入試で入学した場合は1年次から日本語・日本文化学類に所属することになります。これら入試についての詳細は、『筑波大学令和5年度入試案内』の該当ページをご覧ください。
- 入試の種類
- 試験時期
- 試験教科等
- 募集人員
- 前期日程
(総合選抜) - 1月:大学入学共通テスト
- 「文系」「理系Ⅰ」「理系Ⅱ」「理系Ⅲ」の区分ごとに試験教科は異なります。
- 20名
(2年次受入定員)
- 推薦入試
- 11月
-
試験教科等
書類選考および
面接・口述試験 - 14名
- アドミッションセンター入試
(AC入試) -
試験時期
10月 -
試験教科等
書類選考および
面接・口述試験 -
募集人員
3名
- 国際バカロレア特別入試
-
試験時期
10月 -
試験教科等
書類選考および
面接・口述試験 -
募集人員
若干名
- 私費外国人留学生
Japan-Expert(学士)
プログラム特別入試
(10月入学) -
試験時期
5月 -
試験教科等
面接・口述試験 -
募集人員
3名
* 入学試験に関する詳細や、学生募集要項等の請求は、以下のサイトをご覧ください。
推薦図書 ―日本語・日本文化学類に入るまでに読んでほしい本―
澤田 浩子
SAWADA Hiroko共生のための社会言語学
『やさしい日本語―多文化共生社会へ』
庵功雄, 岩波新書, 2016年
『多文化社会に生きる子どもの教育』
佐藤郡衛 , 明石書店, 2019年
鈴木 伸隆
SUZUKI Nobutaka共生のための人類学
『同性愛と異性愛』
風間孝, 河口和也, 岩波新書, 2010年
『ソーシャル・キャピタル入門―孤立から絆へ―』 稲葉陽二, 中公新書, 2011年
石田 尊
ISHIDA Takeru日本語の文法Ⅰ・Ⅱ
『新日本言語地図―分布図で見渡す方言の世界』
大西拓一郎, 朝倉書店, 2016年
『『象は鼻が長い』入門―日本語学の父 三上章』
庵功雄, くろしお出版, 2003年
金 仁和
KIM Inhwa言語と文化Ⅰ・Ⅱ
『辞書を編む』
飯間浩明, 光文社新書, 2013
『日本語のレトリック―文章表現の技法』
瀬戸賢一, 岩波ジュニア新書, 2002
『ベーシック語彙意味論』
岸本秀樹・于一楽, ひつじ書房, 2020
田中 祐輔
TANAKA Yusuke日本語教育概論
『もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら』
荒川洋平, スリーエーネットワーク, 2004
『公共日本語教育学―社会をつくる日本語教育』
川上郁雄(編), くろしお出版, 2017