カリキュラム構成Curriculum
筑波大学学士課程の教育目標および本学群・学類の人材養成目的に基づき、学修の成果が次の到達目標に達したと認められる者に、学士(文学)の学位が授与されます。
- グローバルな視点から日本における言語・文化事象を総合的に捉えるための専門知識(言語学、日本語教育学、文化人類学、歴史学、文学など)と探究能力・研究手法とを修得している。
- 異言語・異文化を背景とする人たち、次世代の人たちと課題を共有し、ともに解決していくことのできる言語運用能力、情報処理能力および異文化コミュニケーション能力を身につけている。
また、現実に生起する課題に対処する多様な具体的方策を、国際・協働科目において実践的に学ぶことができます。海外で実施する国際研修やインターンシップ、国内で行うフィールド実習、さらに情報リテラシーなどの授業を通して、実践的な場面でのコミュニケーション能力や課題解決能力の獲得をめざします。
育成する能力とカリキュラムの構成
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専門科目 |
総合的な分析能力と問題発見、解決能力の統合 |
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多様な背景の人たちと課題を共有し、ともに解決していくことのできる能力 |
国際・協働科目群
- 共同研究
- 対話実習
- 教育実習
- フィールド実習
- 国際研修
- インターンシップ
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グローバルな視点から日本における言語・文化事象を総合的に捉えるための専門知識 |
日本語科目群
- 日本語の音声・音韻
- 日本語の文法
- 日本語の語彙
- 日本語の談話
- 日本語の語用論
- 言語と文化
- コーパス言語学 ほか
多文化共生・日本語教育科目群
- 日本語教育史
- 日本語教育文法論
- 日本語技能指導論
- 日本語教育心理学
- 海外の日本語教育と日本学
- 多文化の中の日本 ほか
日本文化科目群
- 近代日本の文化交流
- 日本の宗教と芸能
- 国語科教育と文学
- 中国文学と日本文学
- 世界文学と日本文学
- 表象文化論 ほか
+ 人文学類、比較文化学類、社会学類社会学主専攻の専門科目 |
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専門基礎科目 |
日本語や日本文化、多文化共生社会のあり方に対する基礎的な知識と明確な問題意識の醸成 |
+ 人文学類、比較文化学類、社会学類社会学主専攻の専門基礎科目 |
共生のための社会言語学、共生のための日本語教育、共生のための人類学、共生のための歴史学、日本文学と文化 |
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基礎科目 |
広い視野からの専門分野の発見と位置づけ |
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1年次
- 共通科目および他学類のカリキュラムから幅広く専門基礎科目を履修することで、広い視野のなかで、自らの専門分野を発見し位置づけます。
2年次
- 専門科目を通して、言語学、日本語教育学、文化人類学、歴史学、文学などに関するバランスのとれた知識の獲得を目指します。
- 実習、留学生との合同授業、国際研修などの実践的な科目を通して、異言語・異文化との接触の中で、自国語・自文化に対する問題意識を醸成します。
- 専門英語などを通して、研究および発信ができる外国語力(特に英語力)を身につけます。
3年次
- 実習などの実践的な科目において、問題意識を深め、解決のための応用力・実践力を向上させます。
- 演習などのより専門的な科目を履修しながら、卒業研究のテーマ設定に向けて、総合的かつより高度な知識と研究方法を身につけます。
- 専門科目の学修から卒業論文作成への架け橋となる総合演習は、各教員の専門性を生かしつつ複数教員がグループ指導を行うもので、これにより、ひとつの事象、課題を多角的・立体的に考察する力を身につけます。
4年次
- 卒業論文執筆を通して、全人格的・総合的な分析能力を高め、問題発見、解決能力の統合をめざします。
詳細は「電子シラバス」および「開設授業科目一覧」をご覧ください。
卒業論文関連科目の集中履修に関する規定については、次の資料をご覧ください。
・「留学を予定している学生へ」
・「総合学域群に2年間在籍したのちに本学類へ移行した学生へ」