今田 水穂 - 日本語・日本文化学類 筑波大学 人文・文化学群

日本語・日本文化学類とは?
What is "Nichi-Nichi"?

教員の紹介Faculty

今田 水穂IMADA Mizuho

  • 人文社会系(文芸・言語専攻)助教
  • 日本語学・コーパス言語学

Japanese linguistics / Corpus linguistics

主な担当授業

日本語の語彙・日本語コーパス分析・言語と論理 など

研究分野の紹介

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日本語の文法について、意味の問題を中心に研究しています。文の意味は、基本的には語の意味を組み合わせることで生み出されると考えられます。ところが、語の組み合わせ方によっていくつもの解釈が生じたり、語の字義的な意味だけでは補えない情報が何らかの方法で補われたりすることが常に起こります。そうした解釈の問題を、形式意味論、認知言語学、情報構造理論などの観点から分析し、説明することに関心があります。また、コンピュータを使用してテキストに言語学的情報を付与したり、さまざまな種類のテキストにおける語彙や文の構造を数量的に分析する研究も行なっています。

研究業績

  1. 「『児童・生徒作文コーパス』を用いた漢字使用能力の発達過程の分析」 (共著、『計量国語学』31(5)、2018年)
  2. 「日本語名詞述語文への意味情報付与」 (『国立国語研究所論集』8, 2014年)
  3. 「名詞述語文の生成語彙論的解釈」(『文藝言語研究 言語篇』61、2012年)
  4. 「「だ」のモダリティ性について: 事実確認的発話と行為遂行的発話の観点から」 (『筑波応用言語学研究』18、2011年)
  5. 「名詞述語文の焦点の質的特性: 主語焦点と述語焦点」 (『日本語文法』11(1)、2011年)

メッセージ

日本語・日本文化学類の卒業生です。筑波大の文芸・言語専攻に進学し、研究所や官庁で仕事をした後、筑波に戻ってきました。私はどちらかというと役に立つか立たないかに関係なく興味のあることばかりを研究する性質で、多少なりとも自分の研究と社会との繋がりを意識したのはずっと後になってからのことでしたが、今でも自分の研究の主要な動機付けは素朴な知的好奇心であるように思います。しかし実際のところ、人生の節々で進むべき道の可能性を広げてくれたのは好奇心に任せて学んだ様々な知識や技能であり、もう一つはそうした私的関心を拾い上げてくれた多くの人々の善意でした。そしてまた、新しい環境や出会いは、いつも私に新しい好奇心を与えてくれるものでもありました。みなさんもぜひ大学で様々なことを学んで将来の可能性を広げ、10年後、20年後には社会のあちらこちらで活躍しているであろう多くの友人との出会いを経験して欲しいと思います。


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