異文化交流
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モスクワ市立教育大学(2014年11月)

2014/11/30 ロシア 日暮康晴
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こんにちは!11月になりました。今年も残すところ2ヶ月弱、気が急いてつい年末年始の話になってしまうのはロシアも日本も変わらないようで、ロシア人の友人と喋っていてもつい年末年始の休みの話になってしまいます(ちなみに、ロシアのクリスマスは暦の都合上年が明けて1月の7日。1月の更新の際に改めてきちんとお話しようと思いますが、ロシアでは新年とクリスマスがまとめて祝われます)。

サマータイムはないロシアですが、ウインタータイムというものはあるようで、10月の終わりに時計を1時間戻しました。日本との時差は現在6時間です。

10月を振り返ってみると色々なことがありました。中でも大きなイベントといえば日日のモスクワ実習です!自分も去年参加して、色々なことがあったなぁ、など感慨深げに色々なことを思い出しながら、その時ホームステイ先として面倒を見てくれた学生と一緒に実習メンバーを出迎えました。

セレモニー、見学、観光などなどのイベントに加え、-10℃の気温や10月半ばの雪など、ロシア人も「異常だ」と言うほどの寒さも実習組を熱烈に(?)歓迎してくれていたようでした。実習に参加したメンバーのそれぞれに様々な思い出ができたことと思います。

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そんなモスクワ実習への(準)参加で1年前の初ロシアを懐かしく思い出す一方、今のモスクワでの生活は2ヶ月を過ぎました。生活にも大分慣れが出てきて、先日は、学生証の発行に伴って作れるようになったモスクワ市内の交通機関用学生パスを受け取りに行ってきました。モスクワの交通機関(地下鉄・バス・トロリーバス・路面電車)は、種類や購入する回数券の回数によって違いはありますが1回約80円の一律料金で乗ることができます。それがこのパスがあれば地下鉄は1ヶ月約1000円、その他3種類はまとめて1ヶ月約700円で乗り放題になります。1日に交通機関を利用する回数がだいたい4、5回なので、このパスを使うことでかなり出費を抑えることができます。市内の観光にも気兼ねなく行けるようになりました!

この他にも、本屋や博物館などでは学生証を見せることで学生割引が適用される(特に博物館などは一般料金に比べ学生は半額~無料)など、ロシアでは学生が優遇されているなと感じる機会が多々あります。

そんなようにロシアでの生活に順応していく一方で、記念日(11月4日、「民族統一の日」など)にはどの地下鉄の駅にも警官が多くいたりする様子などにはやはり未だ若干の緊張を感じます。気を引き締めるべきところではきちんと引き締めねば、と感じるような物々しさなどは、またある意味で「日本と違う」点です。

自分は「外国人」であり、「よそ者」であるという認識は、多民族が入り混じって生活しているロシア(特にモスクワ)であっても感じることが時々あります。そんな意識とともに生活するというのもまた貴重な経験なのかな、などとも思います。

ロシアもこれからいよいよ本格的な冬に突入していきます。僕の次回の更新は、年が明けて1月。真冬のロシアからのお届けとなります。ではでは!

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