チューター体験記Tutor Experience
新井加奈代＆HWANG, Jeong Ho（韓国・短期留学生）
私は1年生のとき、日日学類の授業『日本語・日本文化国際研修』で韓国に行き、日韓の歴史問題について学びました。
研修の訪問先の一つであったのが啓明大学で、そこで初めてHWANGさんに会いました。
HWANGさんは、韓国語の分からない私たちを日本語で案内してくれて、とても親切にしてくれました。
そして今度は彼が日本に短期留学に来るというので、韓国でお世話になった恩返しに日本では私がお手伝いをしたいと思い、チューター担当の先生にHWANGさんのチューターに志願しました。
基本的にチューターは同じ性別の留学生しか担当できないですが、このような経緯があって、特別に学類から許しをいただきました。
チューターとしての業務が忙しかったのは来日直後の数週間だけで、その後は一人の友人として、おしゃべりをしたり、困ったことがあったときには電話をしたりしていました。
チューターをして良かったと思うことはいくつもあります。まず、友達の輪が広がったことです。HWANGさんだけでなく、韓国から来ている他の留学生たちとも友達になれました。つい最近、韓国から来ている女の子2人とランチにも行きました！二人とも年上のお姉さんで、いろいろな話が聞けてとても楽しかったです。
また、留学生からの目線で物事を考えられるようになったことです。HWANGさんと話しているうちに、これまで気づかなかった日本の慣習に気づいたり、大学の内外で、「これは留学生にとっては分かりにくいだろうな」ということを発見したりできるようになりました。私は留学生もたくさんいるサークルに所属しているので、チューターとしてのこのような経験は、サークル活動にも活かすことができています。
このように、チューター活動は、私の友達の輪や視野を大きく広げてくれました。
そしてもちろん、HWANGさんと仲良くなれたことが、チューター活動のいちばんの収穫です。
チューター期間は半年で終了しますが、これからも彼の友達としてサポートしつつ、いろいろなことを学んで行きたいと思います。
