モスクワ市立教育大学(2015年12月) - 日本語・日本文化学類 筑波大学 人文・文化学群

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モスクワ市立教育大学(2015年12月)

2015/12/31 ロシア 佐藤咲
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早いものでモスクワに来てから3カ月が経過し、12月となりました。モスクワは、この季節は滅多に晴れません。日差しが恋しくなることもあります。

今回は少しモスクワから離れて、授業の一環で行ったカザン旅行の話をしたいと思います。12月のはじめ、ロシア語の授業を受けている学生40人程と、ロシア語の先生方と一緒に、見学旅行のためカザンに行ってきました。モスクワとカザン間の移動は、寝台列車で約12時間かかりました。人生初の寝台列車だったので、大変興味深かったです。また、列車に乗っている間に、たくさんの人とコミュニケーションをとることができたことも、とても良かったと思います。

以下、カザン旅行において、嬉しかったことと残念だったことを述べていこうと思います。

嬉しかったことは、2つあります。1つめは、前にも述べた通り、この旅行を通じて普段はあまり関わりのなかった学生とたくさん話すことができたことです。寝台列車や見学先、宿泊先での時間、というたくさんの時間を様々な人たちと過ごすことができました。2つめは、ロシアに来てから初めてモスクワを出て、「ロシア」と一口に言っても地域によって全く違うのだということが分かったことです。ロシアにおいて、宗教や言語などは地域によって多様であるということは知識としては知っていました。しかし、実のところそれについてあまりよく理解していませんでした。今回、有名な観光地や、伝統的な踊りや歌、料理などを見て、地域による違いは大きいのだということが実感できました。

残念だったことは、自分のロシア語能力の低さが強く感じられたことです。見学の際には基本的にガイドの人がつきます。様々なことについてロシア語で説明するのですが、私は半分くらいしか理解できませんでした。また、一緒に勉強している学生たちと話をするときも、なかなか言葉が出てこず、スムーズにコミュニケーションが取れないこともありました。この経験を反省し、ロシア語の勉強により励もうと思います。

後半にネガティブなことを書いてしまいましたが、カザン旅行はとても有意義なものであったと思います。

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もうすぐ2015年も終わります。モスクワは今、新年・クリスマスの装飾でいっぱいでとてもきれいです。はじめて日本以外で迎える新年とクリスマスを楽しもうと思います。それではみなさん、よいお年を!(写真は昼に撮影したモスクと夜に撮影したモスクです。)


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