カ・フォスカリ大学(2016年11月・12月) - 日本語・日本文化学類 筑波大学 人文・文化学群

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カ・フォスカリ大学(2016年11月・12月)

2017/01/10 イタリア 星野孝志
Ca' Foscari 04

ベネチアも本格的な冬に入りました。
日本のように雪こそ降らないものの、寒さはかなり厳しいと感じます。
また、この時期になると特に夜に濃霧が発生することが多いようです。そのせいで水上バスのダイヤが乱れることに最近頭を悩ませています。
ベネチアの生活にもかなり慣れてきて、以前のように街で迷子になるといったことはほとんど無くなりました。行きつけのピザ屋やパスタ屋もできて、最近では覚えたてのイタリア語をつかって注文するようになりました。
勉強のほうは、とにかく多くの種類の日本語の授業に出るようにし、ひたすらにデータ収集に努めました。おかげで教授法についての良し悪しが把握できるようになってきました。
授業外でも、親しいイタリア人の友人に日本語を教えたり、逆にイタリア語を教えてもらったりと、日本ではなかなかできない体験をしています。様々な授業を見て、教え方を学んだつもりでいても、実際に教えるとなると自分の中に新しい問題が出てきて大変苦戦しています。特に、日本語の単語を日本語を使って説明することが難しく、近頃は英語の辞書よりも国語辞典を使うことが多い気がします。

Ca' Foscari 04

旅行にも行きました。
電車のホームが分からなかったり、予約したホテルが地図を見ても何処だが分からなかったり、ガラの悪い人に絡まれたりと小さなトラブルはいくつもありましたが、大きな事故もなくイタリア旅行を満喫できたのは本当に幸運だったと思います。
見た町はどれも建物や、人や、売っているものが異なり、その町らしさにあふれていました。
今後もまた旅行に行くつもりですが、そういった町の特徴に触れることができればいいと思いました。
勉強も普段の生活も旅行も含めて、より多くの“何か”を掴むことが今後の成長につながっていくと信じて、力を尽くしていきたいと思います。


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