丸山陽菜&LEONG, Jia Wen(マレーシア・短期留学生) - 日本語・日本文化学類 筑波大学 人文・文化学群

異文化交流
International Exchange

チューター体験記Tutor Experience

丸山陽菜&LEONG, Jia Wen(マレーシア・短期留学生)

2019/05/01 丸山陽菜

「大学生になったら、留学生の子と友達になりたい!!」という気持ちが、もともと私の中にありました。
外国語にあまり自信がない私にとって、留学生に話しかけることはとてもハードルが高いことだったのですが、そのイメージは日日に入ってすぐに消え去りました。

【一緒にカフェに行ったとき】

日日の留学生は日本語がとても上手で、日常会話で困ることは全くと言って良いほどありません。だから、興味はあるけど、言語の面が心配…という人は、安心してチューター制度に応募してください。
一歩踏み出してみると、きっとステキな出会いが待っていますよ!!

私が担当した留学生は国立台湾大学に留学中のマレーシアの女の子で、ニックネームはカモちゃんです。
「幽霊部員」の意味を理解していたり、『万葉集』の作風を知っていたり・・・日本語が堪能なだけでなく、日本文化についても詳しくて、本当に尊敬しています。日本人としてなにか教えてあげたいのに、カモちゃんの方が詳しいのではないかと思ってしまうほどです。

【マレーシアのバトゥ洞窟で】

宿舎入居や手続き関係の業務は、最初の1か月ほどで殆ど終わります。この時期はちょっと忙しかったけど、カモちゃんとの会話が楽しくて、あまり「業務」だと意識することなく終えました。
その後の活動内容も、一緒にご飯を食べたり、レポートのデータ集めを手伝ったりして、いつも楽しかったので、これもまた「業務」という言葉がふさわしくないものばかりでした。

なにかの縁なのか、私は2年生の冬に、日本語・日本文化学類が開設したマレーシア日本語教育実習に参加しました
この実習は、私にとって人生初の海外渡航でした。もちろん不安に思うこともありましたが、カモちゃんの故郷だと思うと、なんとなく親近感が湧きました。

また実習中に、実習先であるマレーシア工科大学が行なった週末エクスカーションでクアラルンプールに行きました。
偶々帰省していたカモちゃんとクアラルンプールで待ち合わせ、周辺を案内してもらいました。
さすが地元民! マレーシアの素敵なところをたくさん教えてくれました。
私だけでなく、同じ実習に参加した他の学類生4名も、カモちゃんに大変お世話になり、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
カモちゃん、Terima Kasih(マレー語でありがとう)!

【私の家でおやつタイム】

日本語では、特に大学において用いられる「チューター」という言葉は「助言者」「個別相談員」といった意味合いだそうですが、私はこのチューター制度のことを「バディ制度」のようなものだと思っています。
日本人が留学生をサポートする、という一方的な制度ではないように感じました。
一緒に話していると、今まで自分では気づくことのなかった「日本」にはっとさせられたり、教科書やニュースでは知り得ない、同じ大学生の目線からみた「外国」を教えてもらえたり・・・カモちゃんが私に与えてくれるものも本当に多いんです。
だから、「サポートする人」というより、「特別な友達」という方がしっくりきます!

筑波大学には留学生がたくさんいますから、チューター制度に応募しなくても留学生と友達になることは可能だと思います。
でも、日日には、そういう環境が制度としてちゃんと整えられているんです!
もし、いろんな国の人に出会ってみたい、自分の世界を広げてみたい人がいれば、ぜひチューター制度に応募してみてください!!

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