チューター体験記Tutor Experience
チューター体験記 ANIS ZAFIRAH & KIM EUNSEO(韓国・短期留学生)
私は2年前の2021年に来日しました。日本に来る前は、人生の第二章が始まるみたいでワクワクしていました。新しい環境へは、楽しみいっぱいの気持ちと、知らないことが多くて不安いっぱいの気持ちの両方がありましたが、やはり初めての海外なので、不安な方が大きかったです。しかし、こんな困っていた私にはチューターがいました。チューターのおかげで生活の立ち上げや勉強の準備などができました。その方は今年の春に大学を卒業して大学院に進学しましたが、今でもよく一緒に遊んだりして仲良くしてくれています。留学はとても大変ですが、チューターがついてくれたおかげで、ものすごく助かりました。自分も留学生を助けてあげたい、それが私のチューターになりたいと思ったきっかけでした。
私は独学で韓国語を勉強しています。そのため、ずっと韓国人の友達がほしかった、というのもありましたが、留学生の生活の立ち上げを手伝えるだけでなく、自分の勉強のためにもなると思い、私には韓国人の留学生を担当させてください、とお願いしました。2023年度に担当したキムウンソさんで2人目です。2022年度に担当したシムさんも、このキムさんも、丁寧に韓国語を教えてくれました。そして、秋学期にも、また新たな韓国人留学生を担当することになりました。
キムさんとは、最初は、生活の立ち上げのために、大学の外で会う回数が多かったですが、やがて、大学が始まり、同じ授業をとったり、一緒にお昼を食べたりするようになり、毎日大学構内で会ったりして、とても楽しくなりました。春学期には、キムさんと一緒に「日本文化研究実習I」という茶道実習の授業を一緒に受けました。異なる文化背景の二人が同じ日本文化に触れることができたことは、とても有意義で楽しかったです。
チューターの仕事は、もちろん楽しいことばかりではなく、大変なこともありました。言語の壁で話が通じなかったりする時もありました。しかし、そういう時には、心折れず話が伝わるように、韓国語を頑張りました。私は、ある程度韓国語ができていたので、少し楽でした。そのため、相手は日本語が分からない時でも、話がなんとなく伝わりました。外国語の勉強は、楽しいです。色々な国の言葉ができると、色々な国の人々と情報交換ができて、とても楽しいし、お互いに良い勉強になります。これもチューターの醍醐味だなあ、と毎回チューターをやる度に思います。
在学期間も残り1年間あまりとなりました。在学中に、できるだけ多くの留学生を担当したいです。そして、今度は実際に韓国に行って、担当した留学生と一緒に遊びたい、韓国語を本場で実践したい、これが私の夢です。