異文化交流
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日本語・日本文化国際研修Ⅲ

2025/03/11 韓国 櫻井彩乃

 안녕하세요! (韓国語で「こんにちは」の意味)

写真1:釜慶高等学校1年生の歴史授業を参観し、グループメンバーからもらったほめほめシール

 日本語・日本文化学類4年の櫻井彩乃です。私は、2024年の10月20日から27日まで、学類の海外実習科目の一つである「日本語・日本文化国際研修Ⅲ」にて渡韓しました。
 大学に入ってから近現代の東アジア史を学んだことで興味関心が湧き、さらに自分自身の卒業論文のテーマに韓国語が関わっていたので参加を決めました。しかし、これまで留学した経験はなく、韓国語もまったくできない状態だったので内心不安の方が大きかったですが、今は参加して心からよかったと思っています。

写真2:大好きな韓国料理の一つ、参鶏湯

 現地に行く前に、春Bモジュールから週1回のペースで事前学習がありました。この学習を通して、実習で扱いたいテーマを設定していきました。過去に実習に参加した学生の報告書を読み、「旧日本軍慰安婦問題」をはじめとした日韓の歴史認識の差異や歴史教育、相互認識を中心に学習を行いました。また、個人的に韓国の政治や文化、歴史問題や社会問題に対して疎く、知識がないまま現地の大学生・高校生と交流することが不安だったので、担当教員の朴先生と実習の参加メンバーに、日韓の時事問題についても学習する時間を提案し学ぶ時間を取りました。現地で交流しながらまだまだ勉強が足りないと感じたこともありましたが、学習を通して自分自身の意見を持つきっかけにもなり、よい経験になったと思います。

 韓国で訪れた大学・高校、歴史館等の施設等では、皆さんにとても温かく迎えていただきました。韓国と日本では、似ているようで異なるところが多く、座学で学んでいるだけでは分からないことがたくさんあります。メディアを通して見える世界だけではなく、自分の目の前にいる個人と交流してお互いをよく知ろうとする体験は、今後の自分にとって大きな財産となりました。また、海外に出たことで「自分の国や文化はどうなんだろう」と改めて見つめ直す機会を得られたことも、大きな気づきとなりました。
 4月から新社会人として社会に出ますが、実習で得られた経験を大事にしつつこれからも学び続ける人でありたいと思います。

写真3:世界五大干潟の一つ、順天(スンチョン)湾湿地での集合写真

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