チューター体験記 品部絢音&DAURENOVA, Dana(カザフスタン・日研生) - 日本語・日本文化学類 筑波大学 人文・文化学群

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チューター体験記Tutor Experience

チューター体験記 品部絢音&DAURENOVA, Dana(カザフスタン・日研生)

2023/02/27 品部絢音

 はじめまして、私は知識情報・図書館学類の品部絢音と申します。チューターを担当しようと思ったきっかけは、他学類の学生さんとのつながりが欲しい、留学生とのつながりをもっと広げたいと思ったことでした。この度、機会があって、日本語・日本文化学類に所属している、カザフスタンから来た日本語・日本文化研修留学生(略称 日研生)を担当することになりました。最初は、言語の不安や、自分が支えになることができるかどうか、市役所での手続きなど不安な点がありましたが、『チューターのためのマニュアル』があって、それを参考にしました。また、教職員の方々が気軽に対応してくださるなど、日日学類はチューターへのサポートがしっかりしていて、他学類生である私でも不安なくチューターの業務に取り組むことができました。

 日研生のダナさんとは食事に行ったり、カラオケに行ったり、日研生プログラムの学外研修に同行して成田山新勝寺や国立歴史民俗博物館を訪れたりしました。また、ダナさんと一緒に私の地元へ旅行に行ったり、ダナさんの母国のカザフスタンのお土産を私や家族に頂いたり、ダナさんに日本のお菓子をあげたりして、楽しい時間を共有しました。また、ダナさんと趣味の合う日本人の友人を紹介し、実際に会ったりもしました。さらに、日本語・日本文化学類が開催する留学生交流会に参加し、私自身にも留学生の友達だけでなく、日本人学生の友達もできました。  

 チューターをしてみて、自分の日本語を見つめ直す機会が増えました。私たちが助詞を略して話したり、日本人同士だと暗黙の了解のように通じたりするような言葉や言い回しでも、日本語学習者には通じないということもあります。そのような砕けた言い方を教えることも含めて日本語学習だと思いますが、その基礎には正しい日本語の知識がなければいけません。そのため、普段留学生に話す時には、言い回しにすごく気を遣っていたと思います。その点は私自身も勉強になりました。

 チューターをするにあたって、自分にできるだろうかと不安に思い、躊躇している方がいらっしゃるかもしれません。少しだけ勇気を出せば、自分の世界がさらに広がるはずです。また、チューター活動に興味がある方は、ぜひ日本語・日本文化学類のチューターバンクに問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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