教員の紹介Faculty

竹沢 幸一TAKEZAWA Koichi
- 人文社会系(文芸・言語専攻)教授
- 言語学
Linguistics
主な担当授業
言語学概論、言語研究の方法(同演習)、専門英語 など
研究分野の紹介

「言語は人間精神の鏡である」と言われます。母語(日本語)の考察と言語間の比較・対照を通して、人間の創造的思考の源となる言語を産み出す心のメカニズムを探ることが私の言語学研究の目的です。
研究業績
- 竹沢幸一・John Whitman(1998)『英語比較選書第9巻 格と語順と統語構造』研究社出版.
- 竹沢幸一 (2015) 「2種類の「可能動詞+テイル」構文」『言語研究の視座』深田智・西田光一・田村敏広(編)pp. 266-279. 開拓社.
- 竹沢幸一 (2015)「「見える」認識構文の統語構造とテ形述語の統語と意味」『語彙意味論の新たな可能性を探って』由本陽子・小野尚之 (編) pp. 243-273. 開拓社.
- 竹沢幸一 (2016) 「日本語モーダル述語構文の統語構造と時制辞の統語的役割」『日英対照・文法と語彙への統合的アプローチ ̶生成文法・認知言語学と日本語学̶』藤田耕司・西村義樹(編)pp.56-77, 開拓社.
- Takezawa, Koichi (2016) “Inflection," Handbook of Japanese Lexicon and Word Formation, T. Kageyama and H. Kishitomo (eds.) pp. 459-488, Routledge.
これまで指導した主な卒業論文
- 現代日本語におけるオノマトペの文法研究―スル・シテイル・ダの形式選択を中心に―
- 達成動詞の完結性について―結果キャンセル構文の考察を通して―
- 自他交替に関わる形態とその意味―併存する自動詞の分析を中心に―
- 副詞「ほとんど」の意味―述語との共起関係から―
- 日本語の自他対応に見られる母語の転移―中国語母語話者を中心に―
- 名詞的に振る舞う形容詞連用形について
- 日英形容詞相当語句の対応について―イ形容詞と動詞のテイル形の比較を中心に―
- 日本語動詞の「タ」形と「テイル」形の交替―過去の副詞との共起を中心に―
メッセージ

言語学は人間の心の働きを解明するために中核となる学問です。私の授業では、母語の考察を通して我々人間の創造的思考の源となる言語を産み出す心のメカニズムに迫ることの面白さを伝えたいと思います。
『言語学概論』では、「なぜコトバについて考えるのか?」という問題を出発点として、「心の科学」としての現代言語学の考え方を講義しています。ビデオなども使って言語研究の重要性と面白さが伝わる入門の授業を目指しています。『言語研究の理論と方法』では文法構造の分析のための方法を学び、『言語研究の理論と方法演習』ではそれに基づいて具体的に日本語の分析や他言語との比較を行います。日常の言語使用では気づかない「人間言語の美しい規則性」が実感できる授業にしたいと思っています。
英語の文献は現代言語学を学ぶのに必要不可欠です。『専門英語IC/IIC』の授業では、英文の文献を読みながら、日本語と英語の文法と音声に関する基礎を学ぶと同時に、英語の実用能力の向上も目指します。もしあなたが日本語教師を目指すなら、この授業を通して自分自身の外国語学習法をしっかりと振り返って下さい。
